じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

ドイツ、カナダ、長野の賃貸のおもしろいルール(本帰国しました)

先月半ば日本に本帰国しました。2週間都内で隔離した後、今月から夫の出身の長野に住んでいます。
普通の賃貸マンションを借りたのですが、日本の寒い地方ならではの注意事項が新鮮でした。これまで住んだドイツ・ベルリンとカナダ・トロントの賃貸でおもしろかったルールも併せてご紹介します。

 

 

本帰国した理由


まず、本帰国した理由について簡単に書いておきます。
夫は去年9月にカナダの会社に転職したのですが、コロナ禍で入社時から一年以上在宅勤務が続いていました。
オフィスの再開を願っていたのですが、会社側はこの機にオフィス閉鎖の方針を決め、その代わり国問わずどこから働いてもいいことになったので、とりあえず日本に帰ることにしました。
もともと住んでいた東京に戻る選択肢もありましたが、東京に住む必要性がないこと、今後も在宅勤務が続くため2LDK以上の物件に住むなら地方の方が家賃が安いこと、長野は夫が出身なので他県より土地勘があること、などの理由からいったん長野に住んでみることにしました。

各地の賃貸のおもしろルール

長野(の寒いエリア)

冬(11〜3月)は浴槽を空にしてはいけない
我が家は追い炊き機能のついたお風呂です。
追い炊きの配管が凍ってしまうのを防止するため、気温が一定以下に下がると自動的に水を循環させる機能が給湯器についているそう。そのときに浴槽の水を使うため、常時水を張りっぱなしにしておかないといけないと言われました。
ドイツやカナダでも冬寒い地域に住んでいましたが、そもそもお風呂に追い炊き機能なんてありません。湯船に浸かる習慣がある、日本らしいルールだと思いました。
 
雪かき道具を各自用意する
雪が降ったとき、今のマンション周辺は住人が雪かきしないといけないルールです。そのため、各自で雪かき道具を準備するように、とのことでした。
カナダではさらに降雪の多い地域に住んでいました。ただ、大きな都会の中心部だったので、むしろ除雪車など行政の雪対策が充実していて、自分で雪かきをしたことはありませんでした。

ドイツ ベルリン

毎日3回窓を開けて換気しないといけない
ドイツの家は密閉性が高いため湿度が上がりやすく、外の乾燥した空気と入れ替えることでカビの発生を防止するそうです。真冬でも必ず窓を開けて換気していました。
この作業が借り手の義務として賃貸契約書に書かれていて驚きましたが、一般的な条項のようです。
日本はドイツに比べて湿度の高い気候で、木造家屋は機密性が低く、しかもエアコンで室内の空気の方が乾燥していそうですし、換気で空気を入れ替えてもあまりカビの予防にはならなそうです。

ゴミ置場に生ゴミ専用のゴミ箱がある
生ゴミはそのまま、ゴミ置場にある専用のゴミ箱に入れるように言われ、ポリ袋などに入れたまま捨てることは禁止されていました。
ベルリンは一年中乾燥していて、夏もクーラー不要の気候なので、この方法でうまくいっていたのだと思います。ただ、温暖化の影響かここのところ猛暑の年が多く、今後もこの傾向が続けば、この方式は異臭や虫の発生が問題になるかもしれません。


カナダ トロント

冬に窓を開けたままにしてはいけない
トロントの冬は氷点下の日々が続くため、窓を開けっ放しにしていると凍りついて窓が閉まらなくなることがあるそうです。
そのため、マンションの管理会社が冬の間何度も注意喚起をしていました。

室温は冬21℃以上、夏26℃以下
これは借り手ではなく貸し手の義務です。
貸し手が温度調整管理をする賃貸物件は、9月15日から翌年6月1日まで室温を21℃以上、6月2日から9月14日までは26℃以下に保つことが義務付けられています。
詳しくは以前書いたこちらの記事をご参照ください。
popoyopoyopopo.hatenablog.com
 
 
 
 
物件によって違いはあると思いますが、周りの友人知人にきいた限り、各地域ごとに上記のルールは一般的なもののようでした。