じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

海外購入のiPhoneでも使える日本の格安SIMを探す方法

日本の携帯回線の契約にあたって、海外で買ったiPhoneが日本の格安SIMの周波数帯に対応しておらず、ちゃんと電波の入る会社を探すのに手こずりました。

 

 

 

スマホの回線、どこにしよう

日本でも格安SIMがすっかり主流に

以前日本に住んでいたときは大手キャリア3社が主流だったと思うのですが、今回帰国にあたって友人たちにオススメを聞いたところ、この5年でほとんどの人が格安SIMに乗り換えていました。

 

山間部はau回線かdocomo回線がつながりやすいらしい

都会であればどこの回線でも大差ないのでしょうが、田舎や山間部だと格安SIMは電波が途切れてしまうことも多いようです。

大手キャリア本体か、もしくは、長野県に住む数人から聞いた話では、auかdocomoの回線を使っている格安SIMであれば問題なく使えるようでした。

 

海外iPhoneだと使えないSIMもある

au回線の某格安SIMを入れたら圏外

近所にau回線の某格安SIMの店舗があり、当日その場でSIMをもらえるとのことだったので、実際に行って契約してきました。

ところが、全ての手続きが終わり、SIMを受け取ってその場でアクティベートしたところ、電波が入りません。止むを得ず、そのままキャンセルしてもらいました。

 

同じモデルのiPhoneでも購入した国によって対応周波数帯が違うらしい

その後夫が調べてくれたのですが、海外で買ったiPhoneの場合、日本の一部の周波数帯(バンド)に対応していない場合があるそうです。

大手キャリアであれば使っている周波数帯の数が多いため、海外iPhoneがそのうち数個に対応していなくても通信にはあまり問題ないようです。実際、過去の一時帰国では海外iPhoneにsoftbankのプリペイドSIMを入れて使っていましたが、まったく問題ありませんでした。

一方、格安SIMの場合、大手キャリアの回線の中の2〜3個の周波数帯しか使っていないことが多いため、海外iPhoneがそのうち1つでも非対応だと通信がかなり不安定になります。

 

じゃあどうすればいいのか?

自分のiPhoneの対応周波数帯を確認する

まず、下記のappleのサイトで、モデルと購入した国から自分のiPhoneが対応している周波数帯を確認します。

www.apple.com

 

例えば、カナダで購入したiPhone SE(第二世代)の場合、対応周波数帯は

1〜5、7、8、12〜14、17〜20、25、26、29、30、34、38〜42、46、48、66、71

であること分かります。

 

各格安SIMの周波数帯を調べ、iPhoneが対応しているもの探す

次に、それぞれの格安SIMの周波数帯を調べました。

 

例えばカナダのiPhone SE(第二世代)の場合、大手キャリアの回線を使う格安SIMで全ての対応周波数帯が合致するのは、調べた限りIIJmioのaタイプ(1、18、26)だけでした。

 

ただ、各社公式サイトでは情報を見つけられなかったので、「○○モバイル 周波数」などでネットで検索しました。個人の方のサイトなどを参考にしたため、内容は正確ではないかもしれません。

 

 

おまけ:楽天モバイルは地方には不向きらしい

昔からある大手3大キャリアと比べると、楽天モバイルは短い期間で自前の基地局を建てたため、田舎や山間部はカバーしきれておらず、長野でもまったく電波の入らないスポットがあちらこちらにあるそう。今後も都市部以外では基地局を増やす計画はあまりなく、当分は地方の圏外スポットは圏外のままの時期が続きそう、という話を耳にしました。

周波数帯が対応していても、そもそも電波がこない(もしくは弱い)んじゃ結局使えないので、帰国して都会以外の場所に住む方は気をつけた方が良さそうです。