カナダでスノーブーツを買う ①選ぶときに気をつけること
寒くて雪が多いトロント。ちなみに積雪1cm以上の年間降雪日数は約65日、2019年の年間最低気温は-22℃だったそう。
引っ越してきた年には防寒グッズを一通り買い揃えました。
そのときのメモが残っていたので、今回はその中でスノーブーツを選ぶときの注意点についてご紹介しようと思います。
そもそもトロントでスノーブーツは必要か
まず、そもそも必要なのかという点ですが、私にとっては必需品です。去年の冬はほぼ毎日スノーブーツしか履きませんでした。
もし防寒グッズをゼロから揃えるなら、ダウンジャケットの次に買うべきアイテムだと思います。ダウンタウンの中心部は地下街が発達していますが、ほとんどのエリアでは普通に外を歩くことになります。足が冷えないだけで全身の体感温度が違いました。
ただ、友人の中には、普通のブーツやスニーカーでここ数年冬を乗り切ってきたという強者も複数います。「寒い」「冷える」とは言っていましたが、ダウンタウンの歩道はすぐ雪かきされるので、歩けないこともないそうです。
選ぶときの注意点
スノーブーツを購入する前に調べた情報や、実際に履いてみた感想などを交え、選ぶときの注意点を挙げていきます。
防水性
雨や雪が染みては冷えてしまうので、防水性は重要です。
"waterproof"と表記してあるものを選びましょう。"water resistant"だと完全防水ではない場合もあるそうです。
耐寒性
ソールやインナーの素材や厚さによって耐寒温度が違います。
カナダのオンラインショップの中には、耐寒温度でフィルターがかけられるサイトもありました。ただ、おそらくメーカーによって基準が異なり、そもそも数値の表記がない商品もあるので、あくまで目安です。
丈
ミドルブーツやロングブーツの方がおすすめです。
トロント市内の歩道は基本的にすぐ雪かきされるのですが、たまに雪かきされていない場所や、溶けかけのぐちゃぐちゃの上を通らないといけないこともあり、ショートブーツだと心もとないときがあります。
着脱方式
個人的おすすめランキングは、
- 編み上げ式
- ファスナー式
- 紐やファスナーのないタイプ
着脱の楽さとは逆の順番になっています。
ポイントは履き口のふくらはぎとの隙間の狭さ。これについては次の項目で書きますが、編み上げ式がおすすめな理由だけ触れておきます。
編み上げ式は太さの調整が可能なため、タイツ履きのときは上までキュッと締められますし、紐を緩めてパンツの裾を中に入れることもできます。
デメリットは、毎回紐を結び直さないと着脱できないので少々面倒なこと。サイズ調整可能なマジックテープ式のブーツがあれば一番楽だと思いますが、私が探したときは見かけませんでした。
履き口の太さ
雪が降っている中を歩く場合、ブーツと足の間に隙間があると雪が入りやすく、靴の中が濡れてしまいます。そのため、履き口の口径がふくらはぎに沿うものがおすすめです。ちなみにトロントは風の強い日が多く、傘はあまり役に立ちません。
フィットしない太めのブーツを履くのであれば、レッグウォーマーなどで隙間を埋めるのも手だと思います。
値段(塩で劣化が早い)
冬の間、歩道には凍結防止剤として大量の塩が撒かれます。普通に外を歩くだけで靴が白くなるほど塩分が付着するので、冬用の靴は劣化が早いそうです。あまり高いものを買っても、一生物として履くのは難しいかもしれません。
余談ですが、お手入れとしては、我が家は水で薄めたお酢で拭いて塩のシミを落としています。
次回は実際に私が買ったブーツと候補から外したもの、その理由や使用感などを紹介していこうと思います。