ポプラの白い綿毛が大量に浮遊
5月下旬からベルリンの街は白いふわふわしたものが舞っています。
ポプラの種を飛ばすための綿毛らしいのですが、とにかくたくさん降ってくる。積もっても風でまた舞い上がり、ときどきかたまりになって大きな綿菓子のように空を漂っています。
先週末通りかかった道は、まっすぐ前を向いて歩けないほど綿毛が吹き荒れていました。
アレルギーでなくても、鼻や口に入ってきてむせるほどの綿毛。みんなうつむき気味。
なんじゃこりゃと見渡すと、道路脇の公園の地面が一面真っ白。全部綿毛。
さわり心地はそんなに良くない。
綿毛の大地の向こうにそびえ立つ高い木がポプラ。全部ポプラ。
綿毛が木にどっさり。これが全部降ってくるのか・・・。
ベルリンには11,000本ものポプラの木が植わっていて、毎年飛ぶその種(と綿毛)は3兆個にもおよぶと推計されているそうです。
5月29日の記事(ドイツ語)によると、この綿毛が燃えて、最近42時間の間に150件も消防署が出動。発火場所は公園や市民農園が多く、原因はタバコの吸い殻や、割れたガラスと太陽光で起きた火ではないかとのこと。
去年初めてマウアーパークに行ったとき、広い芝生の合間を埋め尽くすように捨てられたタバコの吸い殻に驚いた記憶があります。ああいう感じの場所だと、そりゃ燃えるだろうなぁ。