じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

ベルリン移住:出国前の準備(ドイツのビザ申請用書類)

ドイツでの語学学生ビザと配偶者ビザ申請のために、日本で準備していった書類について書いておきます。
 
日本のパスポートを持っていると、ドイツ入国後90日間はビザなしで滞在することができます。
90日を超えて滞在する場合は長期滞在ビザを取得する必要があり、ワーキングホリデービザ以外は現地で申請して取得します。
ワーキングホリデービザも現地で申請できますが、日本のドイツ大使館で申請して行った方が体力的にも精神的にも楽そうです。混んでないし、日本語通じるし。
 
参考までに、働くことが認められている種類のビザが取れるまでは、一切ドイツの仕事をしてはいけません(日本の仕事をするのもダメらしいっていう話も聞いた)。
海外からドイツの企業に就職する場合はどうするんだろうと思っていたら、事前に会社から外人局に90日間の就労ビザを申請できるそうです。
審査にかかる期間は即日〜半年とまちまちで、その間は自国で待つしかないとのこと。
ビザがおりれば渡独後すぐ働き始めることができ、90日間の期限内にビザの延長を申請するらしいです。
 
ちなみに、うちの夫婦それぞれのビザはこんな感じです。
・夫:日本でワーキングホリデービザ(最長1年)取得→ドイツで就労ビザ申請予定
・妻:ドイツで語学学生ビザ(最長1年)取得→夫の就労ビザ申請に併せて配偶者ビザ申請予定
 
「ワーキングホリデービザ」をもつ人の配偶者への「配偶者ビザ」はありません。
そして夫に就労ビザがおりるまで、私にも配偶者ビザはおりません。
就労ビザは申請から発給まで何ヶ月もかかるケースもあると聞いたし、ビザがないと私は90日間しか滞在できない。
念のため長期滞在ビザの中で一番取得しやすい語学学生ビザを申請することにしました。
 
去年留学したアメリカの場合、ビザを日本で取得して行かないといけませんでした。
ネットで語学学校を探し、手続きをして入学許可証を送ってもらい、枚数がやたらめったら多いビザ申請書を記入し、その他あれこれ必要書類を揃えて大使館の予約を取って、とにかくややこしくて大変だった記憶があります。
今回は出発前のビザ手続きがなかった分楽でした。
 
とはいえ、日本でしか発行できない必要書類があるので、事前に調べて出国前に揃えました。
 
※今後ビザを申請・取得できたら、実際何が必要だったか追記もしくは別記事を書く予定です。
※夫の分についてはよく知らないので省略します。
 
 
<語学ビザ申請用書類>
●銀行残高証明書(英文・ユーロ建て)
ドイツ大使館の日本国籍を有する方の長期滞在許可に関するご案内によると、1年分の語学学生ビザ申請には自分名義の口座に8,040ユーロ(約100万円)以上の残高が必要だそうです。
ゆうちょ銀行の場合、残高証明書の発行には通帳、届出印、身分証明書と手数料510円が必要でした。申請日前日より前であればいつの時点の残高を証明するか日付指定でき、窓口で即日発行してもらえます。銀行によっては発行まで1週間程度かかるそうです。
※外人局のある地域や担当者によっては、ドイツの銀行の残高証明書でないと受け付けてくれない場合もあるそうです。
 
●健康保険の加入証書
夫婦ともCare Conceptというドイツの会社の保険に加入しました。コースは、健康保険がCare College Comfort、個人賠償責任保険・事故保険がMタイプ。1年分で一人計6万円ちょい。
日本語対応していないため、下記のページ首っ引きで申込み手続きをしました。
※Care Conceptは就労ビザ・配偶者ビザ申請の条件をカバーしているプランがないと言われ、ドイツに来てからAOKという別の会社の保険に切替え手続き中です。Care Conceptは解約予定。Care Conseptが就労ビザに使えないと知っていたら、最初からAOKにしてたかも。
 
●パスポートサイズの証明写真(5cm×5cm)
ドイツにも証明写真の機械はあると聞いていましたが、念のため。実際よく見かけるので、日本で撮ってこなくても大丈夫です。
 
 
<配偶者ビザ申請用書類>
●結婚証明書=アポスティーユとドイツ語翻訳付きの戸籍謄本
全部の手続きに2週間と1万円くらいかかりました。
①区役所で戸籍謄本発行:結婚していることを証明する公文書
②外務省でアポスティーユの申請:自治体が発行する公文書に対する外務省の証明
霞ヶ関の外務省へ行き、門の外で身分証明証を提示。「アポスティーユの申請にきました」「窓口はどこですか」と伺ったところ、警備員さんが丁寧に案内してくれました。
整理券を引き、奥のカウンターで申請書に記入。
番号を呼ばれたら申請書、戸籍謄本を渡す。私は切手を貼った返信用封筒も一緒に提出して、郵便で返送してもらいました。時間はかかりますが、郵送での請求もできるそうです。
③ドイツ大使館認定の翻訳事務所へ翻訳依頼:戸籍謄本をドイツ語に認証翻訳
ドイツ大使館が認定している翻訳者にメールで見積りを依頼し、依頼を決めたらアポスティーユ付きの戸籍謄本の原本を郵送。原本と翻訳が郵送で返ってきて、代金を振り込み。見積りから返送まで全部で10日間くらい。翻訳料+認証料+返送料で1万円弱でした。
 
 
<念のため(いらないかも)>
●大学・大学院の卒業証明書・成績証明書(英文)
 
●高校の卒業証明書(英文はなかったので和文)
 
●上記書類すべて+パスポートをコピー&PDFファイル化
スイスで働いていた友人に「役所の人が提出した書類をなくすことあるから、コピー取っておいた方がいいよ」とアドバイスされたので、念には念を入れました。
※PDFファイルは、AOKの配偶者もカバーしている保険に加入し直したとき、婚姻証明やパスポートなどのデータを送るよう言われて役立ちました。書類の写真を撮っておくだけでもいいと思います。
 
 
そんなところでしょうか。思い出したらまた追記します。