じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

トロントでコロナの非常事態宣言中にあったこと:③マンション内や近隣でのトラブル

オンタリオ州に非常事態宣言が出て3ヶ月半ほど経ちました。まだ解除はされていませんが、先週からトロントは経済活動再開の第2段階に移行し、ショッピングモール、レストラン・カフェのテラス席のみ、美容院やネイルサロンなどの営業が解禁されました。

とりあえず第1波は収まってきたようなので、コロナが大なり小なり起因しているであろう、この3ヶ月半で身近に起きたことや事件を記録しておこうと思います。

 

今の部屋には今年の1月に引っ越して来たばかりで、眺めが良く部屋の中はとても快適なため、長い自粛生活のストレスも少なくすんでいると思います。

以下は、入居した1月から3月上旬までと比べて、この3ヶ月半で悪い意味で印象に残ったことです。

 

 

住人の数が減った?

先月、深夜にマンション全体で火災報知器が作動したので外に避難したところ、周辺には50人もいませんでした。数百世帯が入れるマンションで、満室ではなかったとしても少なすぎます。
結局報知器の誤作動が原因で何事もありませんでしたが、どこで火災が起きているかわからない状況で、消防車が何台も来ていたし、室内は耳が痛くなるほどの大音量で30分以上警報が鳴り響き、さすがに中に留まった人がそんなにいたとは思えないのですが…。
ここしばらく、両隣の部屋も夜に電気がついているところを見なくなりました。
仕事もリモートワークになって、みんな家族の家や別荘にでも滞在しているのかしら。
 

廊下からマリファナのにおいがする

3ヶ月前くらいから、玄関扉の隙間から強いマリファナ(大麻)のにおいがたびたび漂ってくるようになりました。マンションの内廊下は換気が弱く、近くの部屋で吸われるとにおいが廊下に充満してうちまで臭くなります。私はあのにおいが苦手なので、迷惑…。
コロナ危機による先行きの不安や外出制限のストレスを和らげたいという動機から、3月以降マリファナの売り上げは伸び使用量も増えているそうです。うちのご近所さんもコロナがきっかけで吸い始めたのかもしれません。
ちなみにカナダは2017年にマリファナが合法化されており、自分の家で吸う分には問題ありません。
 

地下の倉庫に泥棒が入った

マンションの地下にある住人用の倉庫に侵入窃盗があったそうです。我が家は倉庫を借りていないので、直接的な被害はありませんでした。ただ、犯人たちは2台の車両で来たらしく、駐車場がある場所にはリサイクルごみの集積所もあるし、鉢合わせていた可能性を考えるとゾッとします。

今はマスクで顔を隠していても怪しまれないので、犯罪者の侵入時や警察の捜査時に監視カメラも役に立たなそう。

失業率と強盗の件数が相関しているというデータもあるそうです。アメリカでも、コロナの外出制限中で家に人がいることは分かっていて、それでもおかまいなしに強盗が押し入ったというニュースを見ましたが、今後トロントでも増えるかもしれません。

外を歩くときも、アジア人差別からくる暴力を警戒して緊張していますが、家の中にいても少し不安。用心のため、玄関の補助ロックを注文しました。

 

一人で怒鳴っている人が近所に頻繁に現れる

カナダはアルコール依存症を含む薬物中毒者が多く、人口の21%が生涯で一度は薬物中毒になると推定されているそうです。トロントでもダウンタウンの中心部に行けば、何らかの薬物中毒っぽい人が怒鳴りながらふらふら歩いているのをよく見かけます。
5月以降あたたかくなってきて活動範囲・時間が広がったのか、うちの近所でも週2〜3回、昼間や夜中でも一人でFワードを連発しながらひたすら怒鳴り続ける人が現れます。
私はできるだけ距離を取って近づかないようにしています。
 

腐ったバナナを投げつけられた

夫が一人で散歩中、うちのマンションの下を通りかかったときに、バルコニーから誰かが腐ったバナナを投げ落としてきたそうです。幸い当たりはしなかったので、怪我はなかったのですが…。
コロナをきっかけにアジア系への人種差別からくる侮辱や暴力事件がカナダでも増えている というニュースを見ましたが、バナナもその一つだったのではないかと思っています。周囲への警戒は強めていましたが、上までは気にしていなかったので、しばらくは上もちらちら確認しながら歩くことになりそうです。