じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

トロントでコロナの非常事態宣言中にあったこと②:スーパーマーケットの施策

非常事態宣言下で、カナダ・オンタリオ州では3月24日から生活に必要不可欠なビジネス以外の店舗・職場は閉鎖されましたが、スーパーやドラッグストアなどは営業しています。
今回は、我が家がいつも利用している最寄りの大型スーパー(Loblaws)の施策ついて書きます。
近所の店舗しか行っていませんが、いくつものブランドでスーパーやドラッグストアをチェーン展開している大企業なので、傘下の店舗はどこも似たような施策を取っているかと思います。

 

 

営業時間の短縮

以前の営業時間は7:00〜23:00でしたが、今は7:00〜20:00となりました。
 

早朝は高齢者専用の時間

営業時間のうち、毎日7:00〜8:00は65歳以上の買い物客専用の時間となっています。
掃除後のより清潔なタイミングで、より人が少ない中で買い物できるようにすることで、重症化のリスクが高い高齢者の感染リスクを下げる狙いだそうです。
 

入場者数の制限

土日や平日夕方など客が多い曜日・時間帯のみ、中に入る人数を制限して混雑を防いでいます。
 

列の間隔は2m

カナダのソーシャルディスタンスは2mが推奨されています。
スーパーでは外の入場待ちの列も中のレジ待ち列も、どちらも地面に2mおきに線が引かれ、その線の上に立って前後の人との間隔を空けます。また、買い物中通路でお客さん同士がすれ違うときも、できるだけ距離を空けるようお互い気を遣っています。
東京だと小さなスーパーやドラッグストアが多く、歩道も狭いので、客同士や歩行者とのソーシャルディスタンスを保って列を作るのは無理そう。ネット整理券で来店時間を区切るか、事前注文で店頭受け取りのみ、などの方がよさそうです。
 

現金とカードでレジを分離

以前はセルフレジ以外のどのレジでも現金とカード両方扱っていましたが、今はレジが分かれています。列に並んでいる間に支払い方法を聞かれ、それぞれ別のレジに案内にされます。
カードの場合客が自分でカードリーダーに通しますが、現金の場合店員と客が手で直接物を受け渡しする分感染リスクが高くなるため、何かプラスで対策がされているのだと思います。私は現金で買い物しないため、遠目では違いがわかりませんでした。
 

レジにシールドを設置

レジの店員と客の間には透明なプラスチックの板が立てられていて、お互いへの飛沫感染リスクを下げています。
 

エコバッグの持ち込み禁止

トロントでも日本のようにレジで店員が商品を袋詰めしてくれることが多いのですが、客それぞれが持ち込むエコバッグにはウイルスが付着している危険性があります。レジの店員の感染リスクを下げるため、商品はレジを通した後そのままショッピングカートで車まで運ぶか、有料のビニール袋に詰めてもらうかのどちらかになっています。
 

店員はマスクとゴム手袋着用

店員は全員マスクとゴム手袋をつけるようになりました。ただ、息苦しいのか頻繁にさわったり、あごに下げてしまっている人もいて、正しい使い方は浸透していないようです。マスクの素材やデザインはバラバラで、店から支給されているわけではないのかも。
客側も、マスクやゴム手袋を着用して買い物している人が少しずつ増えてきました。
 

トイレットペーパーなどの購入数量制限

トイレットペーパー、ハンドソープ、ハンドサニタイザー、小麦粉、牛乳、卵などは、品薄の時期に購入数量が制限されていました。トイレットペーパーや小麦粉はまだ制限が続いているかも。
 
 
 
以下はスーパー自体の施策ではありませんが、関連して起きたこととして書いておきます。
 

※トロント市は週一回の買い出しを強く推奨

オンタリオ州政府の非常事態宣言(3月17日発令)とは別に、3月23日トロントも市としての非常事態宣言を発令し、その中で買い出しは週一回以下とすることを強く推奨しました。
我が家も週一回程度にしていますが、車がないので一度で運べる量が限られ、前ほど新しい食材に挑戦したりやちょっとしたものを買ったりする気になれず、食事が単調気味。
 

※食品宅配サービスの利用者が増加

Instacartなど、スーパーでの買い物と配達をしてくれる食品宅配サービスの需要が伸びています。スーパーに行くと、店員ではないスタッフが端末を操作しながら食品をカートに入れている姿が増えました。
先日我が家もInstacartを使ってみました。以前は即日配達だったようですが、今は注文日から3日待ちとなっています。