じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

トロントでコロナの非常事態宣言中にあったこと①:マンション内のルールの変更

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止のため、3月17日にカナダのオンタリオ州でも非常事態宣言が発令され、丸6週間がたちました。週一の買い物と、散歩・ジョギングはしますが、それ以外私も夫もずっと家にいます。
徒歩圏内にしか行っていないので、自分のごく身近で起きたことについて記録しておこうと思います。
 
まず、私たちが住んでいるマンション内のルール変更について。

 

うちはオンタリオ州トロント市にある、数百世帯が暮らす大きめのマンションで、受付にコンシェルジュがいて、ジムなどの施設や宅配ロッカーがあります。

マンション内のルールは管理会社が決めていて、変更点や注意事項があるときはメールで住人全員に通知がきます。

 

 

  

 

人の集まる共有施設の閉鎖

パーティールーム、ゲストルーム、シアタールームやジムなど、人が集まる共有の施設はすべて閉鎖されました。
 

エレベーターは2人まで

最初は「乗り合わせは2m間隔を取って3人まで」となっていましたが、そんなに離れられるほど広くないけどなぁと思っていたら、2週間前から2人までに変更されました。
自分も含め、他の住人も外出頻度が減っているようで、エレベーター前で鉢合わせることが減りました。出くわしたときも小さな声で軽く挨拶するか会釈程度で雑談はなくなり、待っている間はお互い距離を取り、乗り合わせることも避けています。
 

配達の受け取りは宅配ロッカーか外

マンション内に不特定多数の人が出入りしないよう、部屋の前まで配達してもらうことは禁止になりました。
基本的に1階の宅配ロッカーに入れてもらいますが、生鮮食品やフードデリバリーなどは配達員から電話を受けてマンションの外まで各自受け取りに行くルールになっています。
 

エレベーターやダストシュートの清掃の強化

もともと共有スペースには清掃業者が入っているので住人向けのルールではありませんが、エレベーターのボタンやダストシュートなど多くの住人が触れる場所の消毒回数を増やしているそうです。
 
 
 
 
その他、海外からの帰国者など自己隔離している人向けに、部屋から出なくても生活に困らないよう専用ルールができました。
 

自己隔離者向け:ゴミは決まった時間にドアの外に置く

隔離者は各階にあるダストシュートへ行くことも禁止されているので、朝9:00〜9:30の間に部屋のドアの前へゴミ袋を出しておき、清掃業者がダストシュートへ持って行くというルールになりました。
 

自己隔離者向け:宅配はコンシェルジュが部屋の前まで運ぶ

隔離中、買い物はすべて通販になりますが、マンションのルールで配達員は部屋の前まで来れず、本人は部屋から出られないので宅配ロッカーにも行けません。また、そもそもうちのマンションのエレベーターは鍵がないと住居階には上がれない仕組みになっているので、外部の家族や友人に部屋まで運搬を頼むこともできません。
そこで、宅配は1階の受付にいるコンシェルジュが代理で受け取り、隔離者の部屋のドアの前まで運び、コンシェルジュが離れてからドアを開けて荷物を取る、という運用になりました。
 

自己隔離者向け:マスク着用の義務化

隔離者が病院の受診などで外出の必要がある場合、オンタリオ州保健局はマスクの着用を義務づけています。そのことを受け、部屋から出るときはマンション内でもマスクをつけるよう要請が出ました。
 
 
 
うちのマンションの例として書きましたが、管理会社がトロント内でいくつもマンションを管理していることと、州や市の方からも管理会社に要請を出しているのか、トロントの他のマンションでも同じようなルールがあるらしいです。