トロントの部屋探し、家の契約と引越し関連の手続き
トロントでの部屋探しの流れ
トロントでも、部屋探しの大きな流れ自体は日本と同じです。
- 家探し
- 内見
- 申し込み、家主からの査定
- 賃貸契約手続き
- 引越し関連の手続き
賃貸契約の手続き
書類のサイン
下記すべての書類について、夫婦両方のサインが必要でした。ただ、サインはすべてPDFファイルへの電子署名で大丈夫でした。
- 賃貸契約書:家主との契約書。
- オンタリオ州の法律に基づく賃貸契約に関する書類:借主と貸主の双方が州の法律を理解した上で賃貸契約を結ぶことを確認する書類。
- 不動産仲介業者との書類:不動産仲介業者とサービス利用者(私たち)が州の法律に則った取引を行ったことを確認する書類。
小切手を大量に発行
- 敷金:家賃2ヶ月分。
- 家賃1年分(各月ごと):賃貸契約で最初の年に、1年分の家賃の小切手を家主が先に要求するのはカナダではよくあるケースだそうです。私たちは敷金分を引いた家賃10ヶ月分の小切手(10枚)を渡しました。もちろん実際に家主が換金できるのはそれぞれの小切手に書いた各月日以降です。
- 鍵の保証金:これだけでCA$500…。
- 電気水道ガス会社への提出:毎月の支払いを口座から自動引き落としにするため、口座通知と本人確認として小切手の提出が必要でした。
小切手の用紙は口座を開いた銀行で発行してもらったのですが、申請から受け取りまで2週間ほどかかりました。用紙が手元に届くのがギリギリになってしまい、家主側の不動産仲介業者に家賃などの小切手を手渡せたのは入居日当日、鍵の引き渡しのときでした。
引越し関連の手続き
コンシェルジュや様々な設備のある大きめのマンションに引っ越したため、いろいろと特有のルールがありました。
マンションの管理会社のオンラインシステムへの登録
マンションの利用ルールの確認や設備の予約などが会員制のサイトからできるようになっていて、オンライン登録が必要でした。管理会社から入居者全員に連絡が取れるよう、夫婦それぞれが登録するよう求められました。
配達受取りシステムへの登録
上記と別会社が宅配ロッカーを管理していて、利用するにはこれまた夫婦それぞれオンライン登録が必要でした。
電気、水道、ガスの契約
1社との契約でまとめてできました。上記しましたが、使用料金を口座引き落としにするために小切手の提出が必要でした。
インターネットの契約
部屋まで回線はきていましたが、Wi-Fiのルーターの契約は自分たちでしないといけませんでした。ネットから申し込み、送られてきたルーターを自分でセットして完了。
荷物搬入日時のエレベーターを予約
引越しで大きな家具や大量の荷物などの搬入・搬出がある場合、エレベーターを事前に予約し、保証金を小切手で管理会社に渡しておかないといけないルールになっていました。私たちはまだ家具がなく、たいして荷物もなかったので予約せずにすみました。
宅配業社との大型家具の配達日時の調整連絡
寝具一式などは入居日から必要なので、入居前に通販で注文しました。ただ、日本ほど配送サービスがよくないので、指定しても何度確認してもその通りいかず、夫が毎日のようにいくつもの業者に電話してよれよれになっていました。
※結果から言うと、私たちの不在時でも受取りサインはコンシェルジュが代筆してくれ、宅配ロッカーのある部屋も広く、大きな家具でも置いていってもらうことができ、あんなに苦労して調整する必要なかった…。
※ただ、入居してわりとすぐ、コンシェルジュの代筆も、ロッカーに入らないものを置くことも禁止になってしまいました。
こうして書き出してみるとたいしたことないのですが、ひとつずつバラバラと連絡がきてしかも期限が短かったり予定通りいかず確認し直したりで、また、結婚してから家具も何もない部屋に住むのも初めてで新しく揃えなければいけない物が多く、引越し前後は夫婦2人ともいっぱいいっぱいでした。
これを書いている今は引越しから2ヶ月経ち、必要な物も一通り揃い、新居にも慣れてきました。そしてこのタイミングで、トロントがあるオンタリオ州にもコロナウイルスの影響で非常事態宣言が出て、ここ2週間ほどほぼ引きこもり生活になっています。引越しの時期があと1ヶ月後ろだったら、かなり大変だっただろうな…。生活が落ち着いた時期で、不幸中の幸いでした。