じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

ドイツから引越す前の手続き

夫の転勤が決まり、3年半暮らしたドイツを離れカナダに引っ越すことになりました。
今回はドイツを出るにあたって、我が家が(ほとんど夫が)引越し前に済ませた手続きについて簡単に書いていきます。日本へ完全帰国する場合もだいたい同じだと思います。

住居や生活まわりの解約

部屋、水道、電気、ガス、インターネット、ZDFの受信料、賃借人協会、新聞、携帯電話、ジムなど。
ほとんどの契約において、通常の手続きだと、契約解約したい日の数ヶ月前には申請しないといけませんでした。
ただし、ドイツから出国することを証明すれば(転出証明書を提示。住民登録の解除については後述)、引越し月の末日で解約できる場合もあります。我が家の場合、インターネットと携帯電話の解約は、オンラインからの手続きだと数ヶ月先まで解約できませんでした。が、電話で手続きをして、後から住民登録抹消の書類をPDFで送ることですぐ解約できました。
年間契約の場合途中解約できない場合もありますし、必ず書面で通知しないといけない場合もあるので、各サービスの解約時期と方法を早めに(できれば契約時に)チェックしておきましょう。
 

BVGの年間交通定期券の解約

ベルリンの定期券の場合、年間契約が自動更新される月の3ヶ月前までに解約手続きをする必要があります。我が家はメールで解約通知を送り、2週間後に郵便で解約通知が届きました。
定期の期限が切れた後、10日以内にカードを返送しないと10€取られます。
 

法定健康保険の解約

我が家の場合は夫の会社に転出証明のPDFを提出しただけで、手続きは会社にやってもらいました。
会社がやってくれない場合は、たとえ退職しても自動的に解約にはならないので、自分で保険会社に転出証明を送って解約手続きをする必要があります。
 

住民登録の解除(転出証明書の入手)

転出証明書が必要な場合は、役所の予約を取って直接手続きへ行かないといけません。オンライン予約を見ると先の日程までなかなか空きがありませんが、朝チェックすると当日キャンセル分の枠がちらほら出るので、諦めずに朝一にチェックしてみてください。手続きはベルリンのどこの役所でもできます。
手続きに必要なものは、パスポートと転出届(Abmeldung)。転出届の書類はオンラインからダウンロードできます。
手続きできる期間は、ベルリンの場合引越し前7日以内、引越し後14日以内とのこと。夫は引越しの2週間前に手続きに行ったため、システム上処理ができないと言われたそうです。ただ、担当者が融通がきく方で、書類上の転出日付を7日後に変えて処理してくれました。
転出証明書をその場で受け取って手続き完了です。
ちなみに転出証明が不要な場合は、申請書類をダウンロードして記入、住民登録した役所へ郵送すれば完了です。
 

ドイツの携帯電話番号に紐づけられているアプリやウェブサービスの設定変更

これまでにSMSで受け取ったメッセージを確認して、電話番号を利用しない設定に変えておきます。
例えばGmailはSMSにセキュリティコードが送られてきていたので、電話番号を使わない二段階認証方法に変更しました。ドイツの携帯を解約する前にやっておかないとサービスが利用できなくなります。
 

おまけ

確定申告
ドイツから完全に離れる場合、出国前に税金に関する手続きは特にないようです。
翌年に、前年の居住期間に対応する確定申告をネットから手続きすればいいそう。追加の支払いや還付の可能性がある場合、銀行口座は解約しない方がよさそうです。
ただ、フリーランスなど被雇用者以外で収入を得ていた場合は、税務署にドイツを離れる旨を通知しないといけない、などの情報もネットで見かけました。
 
年金保険料の還付請求
ドイツで支払った年金保険料の還付は、ドイツ出国後2年経たないと請求できないそうです。