じゃがいもヨーグルト

夫がドイツの会社に就職、夫婦でベルリンに移住しました。ほぼ月一更新。

毛糸を紡ぐワークショップに参加しました

先日、羊の原毛を洗って梳いて手で紡ぎ、毛糸を作るワークショップに参加してきました。

 
原毛を洗う

材料は、先生のご友人が飼っている羊の毛。1頭から3kgほど取れるのだそう。セーター1着500g前後とすると、6着分!f:id:popoyopoyopopo:20190531060910j:plainご友人は8頭飼っているそうですが、この日出ていたのはそのごく一部。f:id:popoyopoyopopo:20190531053428j:plain刈ったそのままなので、毛がもつれ、土や草が絡まり、脂でベッタベタ。

f:id:popoyopoyopopo:20190531053533j:plainまず使えそうな毛を選別します。根気のいる細かい地道な作業。

汚れやもつれがひどい部分は使えないので、この時点で廃棄が多く出ました。使わない分は土に埋めるそうで、土に還るまで2〜3年かかるとのこと。

f:id:popoyopoyopopo:20190531053631j:plain台所用洗剤と炭酸ソーダを混ぜた水で優しく押し洗い。ドイツの水道水は硬水なのですが、カルキを含まない軟水の方が洗うのに適しているそうで、なんと貯めた雨水を使っていました。とことん自然派!

f:id:popoyopoyopopo:20190531053755j:plain薄茶色だった羊毛が、あっという間にきれいな薄いグレーになりました。

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乾燥させる

洗った毛を綿の袋に詰めて脱水機にかけます。f:id:popoyopoyopopo:20190531053900j:plain脱水機がない場合は、袋ごとぶんぶん振り回して遠心力で水を飛ばすそう。先生が実演して見せてくれましたが、豪快でした。f:id:popoyopoyopopo:20190531053921j:plain風通しの良いところで陰干し。


毛を梳く

乾かした後、手でよくほぐし、短い針金がびっしりついたローラーで少しずつ梳き、繊維の方向が揃ったふわふわの板状の塊にします。

f:id:popoyopoyopopo:20190531054432j:plain完全に乾くのを待つほど時間がないので、事前に先生が洗って乾燥させておいてくれた毛を使いました。f:id:popoyopoyopopo:20190531054444j:plainローラーの右についたハンドルを回して梳くのですが、けっこうな力仕事でした。

 

糸を紡ぐ

板状の塊から少しずつ毛をとって、スピンドル(細長いコマのような道具)をくるくる回し、糸を紡いでいきます。f:id:popoyopoyopopo:20190531055131j:plain

f:id:popoyopoyopopo:20190531055125j:plain私の紡いだ毛糸。太さがばらばら…均一な糸を紡げるようになるには時間がかかりそう。f:id:popoyopoyopopo:20190531055138j:plainこちらは足踏みの紡ぎ車。

f:id:popoyopoyopopo:20190531055156j:plain出来上がりの毛糸。後ろは洗う前の原毛。

ワークショップの詳細

参加したのはこちらのワークショップ

handgewebt in berlin | Handgewebte Produkte aus Berlin

場所はベルリンのヴェディング地区、14時から18時の4時間で50ユーロ、講師は織物が本業の方でした。次回は2019年6月22日だそう。

 

ワークショップなので先生が道具も材料も途中まで加工した毛も用意してくれていて気楽でしたが、それでもひとつひとの作業に根気と腕力が必要でした。でもとても楽しかったです。

この前の冬に人生で初めて自分でセーターを編んだのですが、1着編むのに1ヶ月かかりました。羊の毛を刈るところから全部やるとしたら、1着のセーターを作れるだけの毛糸を紡ぐまでにどれだけかかるんだろう…お店で売っているセーターって安い!