ルバーブで作る練り梅もどきのレシピ
ルバーブを塩で煮ると梅干しの味になると聞いてやってみました。
まずは聞いたとおりルバーブと塩、水だけで作りましたが、そのまま「しょっぱいルバーブ」という感じでいまいち。
試行錯誤した結果、より梅干しっぽい味になったので、レシピを書いておきます。
ルバーブは赤いセロリのような見た目の野菜で、ドイツでは5〜6月あたりにスーパーやマーケットに出回ります。野菜に分類されるものの、ふつうは砂糖で煮てジャムにしたり、ケーキに入れたり、果物のような使い方をされます。
梅干しは夫婦とも好きで一時帰国のたびに買って帰るのですが、すぐに食べきってしまうし、ベルリンのアジアンスーパーで買うとあまりおいしくなさそうなのに高い…。
ルバーブを塩で煮るだけで梅干しのような味になるときいて、すぐに試してみました。ただ、塩だけで煮ても梅干しからは遠い味。
そこで砂糖と白ワインを足したところ、はちみつ梅のペーストのような、練り梅のような味になりました。
さすがに梅干しそのものではありませんが、調味料代わりにするとかなり本物っぽいです。大根やカブ、きゅうりに和えたり、冷奴や素麺にのせたり。特に、冷奴にネギか紫蘇と一緒にのせて食べるのが最近のお気に入り。
ルバーブの練り梅もどきのレシピ(はちみつ梅風)
【材料】
ルバーブ1kg、塩15〜20g、水300cc、てん菜糖70〜100g、白ワイン100〜150cc
【手順】
①ルバーブを2cm幅くらいに切り、1時間水にさらす
②鍋にルバーブと水と分量の半分の塩を入れて中火にかけ、浮いてきたあくを取る
③柔らかくなってきたらヘラで混ぜ、ペースト状にする
④味見しながら残りの分量の塩を少しずつ追加
⑤砂糖と白ワインを少しずつ足して味を調整する
⑥もったりするまでよく練りながら水分を飛ばす
【注意点】
・ルバーブは赤い方が出来上がりの色も赤く梅っぽくなる。青くて硬いのが混ざると香りも青臭くなって味の調整が難しかった。
・塩と砂糖を先にいっぺんに入れると味が調整しにくかった。
・水が多いと最後煮詰めるのに時間がかかった。上記の水の量だと最初ルバーブが浸らないが、すぐ柔らかくなってちゃんと煮えるので大丈夫。
・塩はできるだけ少ない方が梅っぽく感じた。味見しながらちょっとずつ足す。
・塩が少ない分カビやすいので、瓶はよく煮沸消毒する。
・冷めると甘みが強くなるので砂糖の入れすぎに注意。
・最後よく練るとルバーブの繊維っぽさが目立たなくなって、練り梅っぽくなる。
・最終的に味が微妙になってしまったときは、かつお節か顆粒だしを混ぜればなんとかなる!
気に入ってルバーブ1.5kg分作りだめしました。もうルバーブの時期は終わってしまったので、来年また作ろうと思います。