日本のお正月が好きなのでいろいろ作ってみました
あけましておめでとうございます。
去年の年末年始は旅行中だったので、今年初めてベルリンで年を越しました。
年越しからお正月は一年の中で一番好きなイベントです。
日本のお正月気分を味わいたくて、友人に教えてもらいつつあれこれ作りました。
日本にいた頃は自分でがんばらなくても、買うなり初詣に出かけるなりすればお正月らしさを楽しめました。
でも、ベルリンでは日本のお正月っぽいものなんてあまり売ってないし、神社もない。
街中はクリスマスの飾りつけがそのまま残っているし、年越しは大量の花火と爆竹で外が戦争みたいになるし、年始の道路は各家庭から捨てられた生木のクリスマスツリーと花火の残骸でカオス。
日本のお正月みたいにしたいなら、自分でやるっきゃない。
<作ったもの>
しめ縄リース
まずは部屋の飾りつけから正月らしくしたいと思い、しめ縄っぽいリースを作りました。
材料はすべてidee. Creativmarkt(手芸屋)で購入。
赤い実と松はクリスマス用の造花で、年末はセールになっていました。ドイツでは松はクリスマス飾りに使います。
友人はラフィアをよって、しめ縄から作っていました。すごすぎる。。
余った紐と日本から持ってきた千代紙で箸袋も作ってみました。
甘酒
私にとって甘酒はお正月に欠かせないもの。初詣のとき屋台で必ず飲んでたなぁ。
乾燥米麹とアジアンスーパーで買った米(ゆめにしきというイタリア産日本米)で作りました。
麹は日本から家族に送ってもらいましたが、ベルリンのアジアンスーパーでも売ってるらしいです。
鍋で米1合を3倍の水で粥状に炊き、60度まで冷まし、乾燥米麹をほぐして混ぜます。
オーブンもいける鍋を使ったので、そのままオーブンに入れて10時間発酵。
麹菌が活性化する55〜60度を保つように鍋の中の温度を管理し、何度かかき混ぜます。
おいしくできました!
餅つきと鏡餅
アジアンスーパーで買った餅米を1日以上水に漬け、蒸かします。
その後ボールを臼、水筒を杵代わりに餅つきをしました。
米を潰しきれなくてちょっとおはぎ寄りになりましたが、おいしかったです。
鏡餅。
おせち料理
おせちはそんなに好きなわけじゃないんですが、やっぱりちょっとは食べたいと思い、買ったり作ったりしました。
左上から、紅白なます、杏の甘煮、栗きんとん、黒豆煮、茹で海老、昆布巻き、伊達巻き、鶏の八幡巻き、数の子。あとお雑煮。
食材は、紅白なますに入れた夫の祖母手作りの干し柿だけ日本から持ってきたもの。
その他はベルリンで買いました。
・惣菜:黒豆煮、昆布巻き、数の子、かまぼこはDaruma(日本食屋)、茹で海老はRogacki(魚屋?)で購入。Darumaは年末の29〜30日の2日間だけおせち惣菜を販売していました。
・食材:はんぺん、柚子の皮はDaruma、鶏モモ肉、干し杏はトルコスーパー、その他は普通のスーパーで購入
栗きんとんは、ドイツのさつまいもで作ったらオレンジになりました。栗も日本のとは種類が違うようで、おいしいけど栗きんとんではないものができました。
伊達巻きは、卵焼き器がないので四角い耐熱ガラスを使い、オーブンで焼きました。
卵液がオーブンの中で膨らんで電熱線にくっついてしまい、鳥居のような焦げ跡ができました。めでたい。
お雑煮には、作った餅とかまぼこ、人参とキクゴボウ(Schwarzwurzelというゴボウとよく似た見た目の野菜)を入れました。
三つ葉の代わりに形だけでも似たものを、と思って入れたイタリアンパセリが案外よく合いました。
1月1日のベルリンはほとんどのお店が閉まっていますが、2日からは通常営業です。夫も2日から仕事始め。
というわけでたった1日だけのお正月でしたが、満足でした。