じゃがいもヨーグルト

2016年夫がドイツの会社に転職。2019年転勤のためカナダへ引っ越しました。ほぼ月一更新。

片道航空券でのドイツへの入国

ベルリンへの移住に際し、次の帰国がいつになるかわからなかったので、航空券は片道だけ購入しました。
 
ところが、成田空港のチェックインカウンターで「ビザなしで帰りの航空券がない場合、入国を拒否されたケースがあります」と言われ、夫はワーホリビザがあるのでよかったものの、ビザのない私だけ搭乗拒否されかけました。

 

カウンターの人に「ドイツ入国後にビザを申請する予定で、帰国日がわからないので帰りのチケットを持っていない」と伝えたところ、「上司に相談してきます」と。
しばらくして担当者が戻ってきて、「それを入国審査で説明できるようにしておいてください」と言われ、チェックインさせてもらえました。
 
めっちゃびびった。
 
先に書いておきますが、ベルリン・テーゲル空港では、入国審査官のムスッとしたおじさんは初めから終わりまで一言も発さず、パスポートにスタンプ押しておしまいでした。
めっちゃびびったのに!!
 
乗り継ぎのアブダビ空港で4時間待ち時間があったので、Wi-Fiを拾って必死に検索しましたが、ドイツで実際に「往路の航空券を持っていないから」という理由で日本人が入国拒否された例は見つけられませんでした。
成田空港のカウンターで同じことを言われたけれど入国できましたと、いう記事はありました。
ただ、国籍によっては、同じケースでドイツで入国拒否(強制送還)もしくは空港で搭乗拒否されたと聞きます。
日本人でも、イギリスやアメリカで実際拒否されたという記事を書いている人がいました。
今後何か問題が起きればドイツでも急に入国審査が厳しくなることはありえます。
 
同じドイツでもフランクフルト空港の入国審査はもう少し厳しいようです。
最近日本から旅行できた人がフランクフルトで入国審査を受け、いろいろ質問されて帰りの航空券も見せたと言っていました。
何にしても、滞在目的をきちんと説明できるようにしておくに越したことはないでしょう。
私の場合、もし学校の入学許可証などがあれば安心だったと思います。
 
 
ところで、ベルリンはドイツの首都ですが日本からの直行便がありません。
うちはネットで探した中で一番安かった片道一人5万円未満、アブダビ(アラブ首長国連邦の首都)経由ベルリン行きのチケットを買いました。
このルートだと、成田を離陸してからベルリンに着陸するまで24時間かかります(アブダビでの乗継待ち4時間含む)。
 
フライトは、アラブ首長国連邦国営のエティハド航空とドイツの格安航空会社エア・ベルリンの共同運行でした。
成田からアブダビまではエティハド航空の機体で、機長挨拶がすんごい低い声で歌うようなお祈りから始まってびっくりした意外は大変快適でした。
お金のある国ゆえか機内は広く清潔で、機内食もおいしく、朝ごはんに蓋付きのお椀でみそ汁が出てきて感動しました。

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私たちが乗った日はガラガラで、乗客は一人2〜3人分の座席を使い横になって寝ていました。
アブダビからベルリンまではエア・ベルリンの機体で、座席は狭く、満席で、機内食はふつうのまずさでした。
 
 
ドイツは空港の税関も厳しく、430ユーロ以上の物を持ち込むと関税がかかります。
無申告で見つかった場合、担当者の機嫌次第で個人使用のスマートフォンやノートPCですら引っかかって高い罰金を支払わされたケースがあるとネットで事前情報を得ていました。
面倒でも申告しようと思い、iPhoneとMacBook Airを購入した時期と価格をノートにメモしてゲートに向かったのですが、人の流れに沿って歩いて気づいたら外に出ていました。
ベルリン・テーゲル空港の税関はどこにあったのでしょうか・・・。